あなたもBus Service Mapを作ってみませんか、という勧誘の心を込めて、制作時の基本的なルールをご案内します。

記載系統

• Bus Service Mapは、「誰でも乗れる、有償の乗合路線バス」のネットワークを表示する路線図として作成する。このため、法律上の一般乗合旅客自動車運送事業と完全に一致するものではない。おおむね次のように取り扱う。
• 　いわゆる自治体バスについては、無料のもの、旅客が高齢者等に限定されているものは表示しない。
• 　施設送迎バスについても、同様に無料のものは表示しない。
• 　都市間高速バス、空港連絡バス等は、原則として別図に収録することとし、Bus Service Map収録範囲外に延びる路線は記載を省略する。
• 　なお、東名高速道路上のＪＲ東名ハイウェイバス(特急・急行)と小田急箱根高速バスは表示している。これらはBus Service Map掲載範囲内の高速道路上のバス停相互間でも乗降できるためである。
• 　各社発行路線図等に記載されていないものであっても、停留所に時刻が掲示されている等、 存在が確認できるものは掲載した。

運行回数データ

• 　平日（月曜〜金曜）の片道運行回数に基づいて、別に定める基準により線の太さを決定し、描画 する。
• 土曜・休日のみ運行の系統については、運行日における運行回数に基づいて描画する。
• 「片道」の運行回数を基準とするため、循環系統の循環部分においては、一方向循環の場合と双方向循環の場合で線の太さが異なることがある(双方向循環の場合は片道当たり運行回数が少ないため細くなることがある)。
• 朝夕のみ、平日のみ運行等運行時間帯が限られているものは余白にその旨記載するよう努めた。
• 余白注記文字のうち、特定の系統にのみ適用される注記は、当該系統の線色と同色の文字で表記する。当該区間を走行する全系統に適用される注記は黒字で表記する。矢印の黒色・色刷りの別も同様である。
• 　回数データの資料出所は、原則として現地調査またはバス運行事業者ウェブサイトの情報に基づく。

系統番号・路線名

• 　系統番号が付されている場合、起終点停留所の近くに色刷りで表記する。場所によっては、起終点の一方における表記を省略すること、また運行経路の途中に表記をすることもある。
• 　ちばレインボーバス、ちばフラワーバス、ちばグリーンバスの千葉県内路線については、路線名を運行経路の途中に表記する。
• 他社の路線名を表示しないのは、「○○〜△△線」といった命名が多く、スペース的に記載困難なためである。また、系統番号が付されている路線については、これによる識別が可能であり、そもそも路線名の付記を要しない。

停留所名データ

• 現地調査による確認のほか、各事業者およびバス協会発行の資料(ウェブサイトを含む)のうち手元にある最新のデータにより記述する。
• バス停留所の表記、車内運賃表等の表記、路線図の表記に食い違いがある場合には、制作者の感性による。
• 　記載スペースの制約により、「●●駅××口」の「××口」部分を省略することがある。
• 「前」を付すか否かは制作者の感性による。
• 「中学校」を「中」といった省略形は、それが正式なバス停留所名と思われる場合を除き行わない(例：日東交通の「清和中前」)。
• 「一丁目」等は「１」と算用数字で表記し「丁目」は記載省略。

　ＪＩＳコードの改訂に伴い、「葛」「辻」などの文字について、閲覧環境により実際の表記と異なる文字で表示されることがある。

縮尺

• 　PDF版は、東京(奥多摩と島嶼を除く)、神奈川(丹沢・箱根地域を除く)、埼玉県南部ほぼ1:3万、千葉県北西部ほぼ1:3.3万、埼玉県北部・西部と神奈川県丹沢・箱根地域、静岡県東部ほぼ1:5万、埼玉県秩父地域と千葉県東総・房総、東京都奥多摩・島嶼、山梨県ほぼ1:6.6万となっている。京都市拡大図はほぼ1:2万、関西圏はほぼ1:3.3万。

線の太さについて